今回は救急室でもよく診る機会の多い失神についての講義でした。
失神の分類は書物などによって差もあり、自分もあいまいになっていた点がありましたが、鈴木先生からは、大阪医大の略称OMCに引っ掛けた語呂合わせで、
ONC(O:orthostatic syncope 起立性低血圧による失神、N:neurally mediated syncope 神経介在性の失神、C: cardiovascular syncope 心血管性の失神)
とつぶやきながら(笑)、分類するとわかりやすいと言われました。
次にそれぞれを、Oは自律神経障害、循環血漿量減少、薬剤性、
Nは迷走神経反射、状況性失神、頸動脈洞性失神、
Cは不整脈、心疾患、心疾患以外のさらに3つずつに分けて、
失神を3×3パターンで考えるとクリアカットになると指導され、目からうろこの講義でした!