今回は「胸部レントゲンの読影の仕方」と「呼吸器疾患の身体診察」のテーマで鈴木先生からレクチャーを受けました。
「胸部レントゲンの読影の仕方」では撮影条件の確認から肺野外組織、骨、縦郭、肺野と順番に確実に抑えていく方法を再確認しました。特に下行大動脈左縁、傍椎体線、奇静脈食道線の3本の線やA-P windowをチェックすることの意義を初めて教えられました。明日から胸部レントゲンを見る目が変わりそうです!
「呼吸器疾患の身体診察」では、視診、触診、打診、聴診で確認できる異常所見の詳細な説明と、それに関連した疾患と診断確定への陽性尤度比の解説があり、非常に勉強になりました。特にcrackleではcoarseとfineの違いに拘るよりも、吸気の早期に聴取できるか終末に聴取できるかが病態の把握に役に立ち、診断に寄与するとのことで勉強になりました。
ちなみにこの写真はCOPDの時の口元での吸気早期のcrackleの聴取の仕方を実演しているところです。