Associations of Coffee, Diet Drinks, and Non-Nutritive Sweetener Use with Depression among Populations in Eastern Canada
Sci Rep. 2017; 7: 6255. doi: 10.1038/s41598-017-06529-w
カナダ東部の集団におけるコーヒー、ダイエット飲料および非栄養性甘味料使用とうつ病との関連
コーヒーやダイエッ卜飲料の消費と非栄養甘味料の使用は、世界中に蔓延している。カナ ダ・ダルハウジ一大学のZhijie M. Yu氏らは、カナダ大西洋州におけるコーヒーの消費や 非栄養甘味料の使用とうつ病との関連を調査するため、横断面分析を行った。Scientific reports誌2017年7月24日号の報告。
Atlantic Partnership for Tomorrow’s Healthコホ一卜研究のベ一スライン調査より、35 〜69歳の参加者1万8,838人(男性:5,854人、女性:1万2,984人)を募集した。コーヒ 一の消費量、甘味料の使用料、うつ病については、標準化されたアンケートセットを用いて 評価した。コーヒーの消費や非栄養甘味料の使用とうつ病との関連性を評価するため、多重 ロジステイック回帰分析を用いた。
主な結果は以下のとおり。
・コーヒーの非消費者と比較し、コーヒーを4杯/日以上消費した女性は、うつ病のオッズ 比が1.38 (95%CI :1.15〜1.64)であった(患者背景、行動因子、慢性疾患状態、BMIでの調整を伴う)。
・甘味料やダイエッ卜飲料の消費とうつ病との関連は、男性よりも女性において顕著であった。
著者らは「カナダ大西洋州において、大量のコーヒー消費や非栄養甘味料の使用は、うつ病と関連していると結論づけられた。基礎的な生物学的メ力ニズムを解明するために、さら なる研究が必要である」としている。