レジデントの活動【〜勉強会などの活動の一部をご紹介〜】

2018 07/03

抄読会

Effect of Combined Use of Calcium and Vitamin B6 on Premenstrual Syndrome Symptoms: a Randomized Clinical Trial

J Caring Sci. 2016 Mar; 5(1): 67–73. doi: 10.15171/jcs.2016.007

抄読会写真 (6)

月経前症候群の症状に対するカルシウムとビタミンB6の併用効果:ランダム化臨床試験

序論

月経前症候群は、女性において最も一般的な障害の1つであリ、心理的および身体的な症状を含む。この研究の目的は、月経前症候群の症状に対するカルシウムとビタミンB6の併用使用の影響を調べることであった。

方法

この二重盲検無作為化対照は、76人のハマダン医科学大学で、学生は無作為に2 人に割り当てられたグル一プ(各グループ38人)。学生は連続した2か月間に1日2 回、カルシウム錠剤(500mg)とビタミンB6 (40mg)の内服を受ける.群と、ビタミンB6の内服のみを受ける群とに分かれた。症状は、Beck depression inventory (BDI)および daily symptom records (DSR)のアンケー卜より評価された。分析は、試験再試験法、 Chisquare、Mann-Whitney,独立t検定、およびSPSSソフトウェアver.13を用いたペアI検 定で実施された。

結果

症状の重症度は両群とも低下したが、カルシウムとビタミンB6群を併用した群においてより顕著であった。

結論

結果によると、カルシウムとビタミンB6の併用することが月経前症候群の症状をよリ良好なコン卜ロールへ繋げる。したがって、月経前症候群に苦しむ女性にはカルシウムとビタミンB6の併用が推奨される。