お知らせ

礒田翔の国際学会DEX 25発表報告!

2025.11.07

学会名はDEX25: Diagnostic Excellence 2025 Meetingで、診断学における唯一の国際学会
診断学のトップジャーナルDiagnosisを発刊しているCIDM(community improving diagnosis in medicine)が主催でした
テーマは『診断の質・安全』

「診断は医師の頭の中だけで行われるだけではない、組織、システム、患者さんと関わりながら行っていくものである」という最近の国際的潮流・前提の元、診断の質を上げるための取り組みや研究、AIに関する考え方などが議論されていました。

ポスターセッションで「診断エラー症例での認知バイアスに対する臨床医の主観的認識のアンケート研究」を発表
認知バイアスは200以上あり多すぎるため、医療における優先度の高いバイアスを同定し、
効率の良い診断エラー低減の対策を練るための基礎にすることが狙い。
20人くらいの人から質問を受け、医師の思考プロセスに関する研究に対する世界の熱を肌で実感しました。

診断学界における世界から見た日本を少し紹介!
日本は診断学の分野で切り込んでいけるポテンシャルがあるとのこと。実際、diagnosis誌への投稿数の国別では昨年日本が世界2位で、ここ数年で急に伸びてきています。
また文化的にも日本には臨床推論に熱い先生が多く、全国色々なところで臨床推論に関する症例検討会や勉強会が日夜行われてますが、そのような文化は世界的に見ても日本くらいなのだそうです。また、獨協医大の志水先生がCIDMの理事になられ、それだけではなく、CIDM創設者の業績にちなんだマークグレイバー賞を志水先生が受賞されました。
そんな志水先生が担当理事である、病院総合診療医学会のワーキンググループの共同代表を務めさせていただいております。
診断学界に貢献すべく、今後も活動を精力的に続けていきます!

当科は国際学会の参加も推奨しており、1人1人の希望や夢、学術界への貢献を全力で応援しています。

そんな当医局に興味を持った方是非、気軽に見学にいらしてください。お待ちしてます!

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